このページで分かること
- idea Lane(アイディア・レーン)が どんな場面で力を発揮するツールか
- 他のメモアプリやスプレッドシートではなく、idea Lane を選ぶ必然性があるシーン
具体的な活用シーンをすぐ知りたい方は、下記のクイックリンクからどうぞ。
- 個人の思考整理・ライフプラン
- 個人仕事術・タスク・プロジェクト整理
- ビジネス企画・新規事業・プロダクト
- マーケティング・顧客理解・セールス
- チーム・組織での会議・ワークショップ
- コンサルタント・コーチ・ファシリテーター向け
- 教育・学習・研究
- 創作・趣味・エンタメ
- 自己理解・感情整理(セルフリフレクション)
「ユースケース」が大事な理由
idea Lane(アイディア・レーン)は、
「考えや情報を整理して、前に進める」ためのツールです。
その特徴は
- アイデアをツリー状に階層化し
- 「観点」をタテヨコに設定し
- 離れたアイデア同士をリレーション(線)でつなぐ
ことで、情報や考えごとを「一枚のキャンバス」にまとめることです。
ただ、これはあくまで“機能の説明”にすぎません。
実際に大事なのは、
- どのようなアイデアを扱うのか?
- 誰が(どんな立場の人が)使うのか?
- そのアイデアをどう扱って前に進めるのか?
という3つの問いです。
1-1. idea Lane が扱う「アイデア」とは?
idea Lane が得意なのは、次のような“関係性をもったアイデア”です。
- タスクやToDo:やること・やらないこと・後回しにすること
- 仮説・論点・原因と結果:課題 → 原因 → 打ち手 のつながり
- 選択肢やプラン:A案/B案/C案、それぞれのメリット・デメリット
- 時系列に関わる情報:過去・現在・未来で意味が変わるもの
- 複数の軸で比べたい情報:優先度 × 緊急度、顧客タイプ × シーン、希少性 × 保有状況 など
単なるメモや箇条書きよりも、つながりや構造や見える化が大事になるタイプのアイデアに向いています。
1-2. 誰が使うことを想定しているか
代表的には、次のような人たちを想定しています。
- 個人で考えごとが多い人
キャリア・お金・ライフプラン・自己理解などを整理したい人 - ホワイトカラー職・ナレッジワーカー
企画職・PM・マーケター・営業・コンサル・PdMなど - チームを動かす立場の人
マネージャー・スクラムマスター・ファシリテーター・研修講師など - 創作・趣味で情報量が多い人
スマホゲームのキャラ/デッキ管理、推し活、創作設定、コレクション整理など
共通点は、「頭の中だけで管理するには情報が多すぎる」状況で、
それを 整理 → 比較 → 優先順位付け → 次の一手 まで持っていきたい人です。
1-3. アイデアを「どう扱う」ツールなのか
idea Lane は、白紙のキャンバスから自由に始めることもできますし、
あらかじめ用意されたテンプレート(フレームワーク)から始めることもできます。
- とりあえず頭の中を全部出したいとき → 何もないキャンバスにどんどん貼っていく
- 考え方の型が欲しいとき → 4象限やジョハリの窓、人生マップなどのテンプレートを使う
このページでユースケースを紹介するときは、
- 白紙から自分で作るパターン
- フレームワークを使って思考の枠を先に用意するパターン
の両方を含んでいます。
1-4. アイデアからアクションへ
idea Lane は、考えごとを一枚のキャンバスに見える化して、行動や結論につなげるためのツールです。
ただのメモ帳でも、マインドマップでも、スプレッドシートでもなく、 「構造を変えながら考えを整理していく」ためのツールと言えます。
だからこそ どんな場面で使うか(ユースケース)がとても重要になります。
ここから先は idea Lane の代表的な活用シーンをカテゴリ別に整理していますので、自分の仕事や生活に近いところから、ぜひイメージしてみてください。
個人の思考整理・ライフプラン
こんな人におすすめ
- 頭の中がモヤモヤしていて、どこから整理すればいいか分からない
- キャリアやお金、人生設計について一度きちんと整理したい
- 本や講座の学びを「読みっぱなし」で終わらせたくない
頭の中の棚卸し・モヤモヤの言語化
なんとなく不安・モヤモヤしていることを、
「テーマ × 時間軸」などのレーンで整理していきます。
- 縦レーン:仕事/お金/人間関係/健康 など
- 横レーン:今/半年後/3年後 など
タスク管理の前段階として、
「自分は何に引っかかっているのか」を構造で捉える ための使い方です。
- 扱うアイデア
- 心配ごと・気になっている出来事
- 「本当はこうしたい」という願望
- 先送りしているテーマ(例:資格、転職、健康診断など)
- 使う人
- 日々の不安が多く、「結局何が問題なのか」がよく分からない人
- キャンバスでの扱い方
- モヤモヤをすべて書き出し → テーマ・時間軸のエリアに振り分け →
関係が強いものをツリーや線でつなぎ、「今、向き合うべきテーマ」に絞り込む
- モヤモヤをすべて書き出し → テーマ・時間軸のエリアに振り分け →
キャリア設計・転職の検討
キャリアの悩みは、情報が頭の中でぐちゃっと絡まりがちです。
- 「やりたいこと/できること/評価されること」の整理
- 「成長機会 × 給与」「裁量 × 安定性」などの2軸比較
- 転職候補(会社・ポジション)ごとのメリット・リスク整理
これらをレーンとエリアに分けて並べることで、
“なんとなく不満” を “どこを変えればいいのか” に変える ことができます。
- 扱うアイデア
- 現職・他社・フリーランスなどのキャリアパス
- 各選択肢に対する「期待・不安・条件」
- 必要なスキル・経験と、そのギャップ
- 使う人
- 転職・独立を検討しているビジネスパーソン
- 今の仕事へのモヤモヤを整理したい人
- キャンバスでの扱い方
- 「選択肢 × 評価軸(給与・裁量・成長…)」のマトリクスを作る →
各エリアにメリット・デメリットを書き出す →
リレーションで「この不満は、この選択肢なら解決しそう」といった対応関係を可視化する
- 「選択肢 × 評価軸(給与・裁量・成長…)」のマトリクスを作る →
ライフプラン・将来設計
人生イベントとお金を一枚で管理する使い方です。
- 横レーン:年次・年代(〜35歳/〜40歳/〜50歳…)
- 縦レーン:収入源/固定費/変動費/イベント費
- 各エリア:予想/現状/改善案 など
家計簿のような細かい記録よりも、
「どこに無理があるのか」「どこを工夫すると効きそうか」 を素早く見つけるのに向いています。
- 扱うアイデア
- 将来発生しそうなイベント(住宅・教育・転職・介護など)
- 収入の増減の想定、コスト削減のアイデア
- リスクシナリオ(不測の出費・収入減)とその対策
- 使う人
- 家計や将来資金をざっくり整理したい人
- FP相談の前に、自分の状況を整理しておきたい人
- キャンバスでの扱い方
- 年代ごとの収入・支出イベントを並べる →
赤字になりそうなタイミングに「対策案」のアイデアをぶら下げる →
優先度の高い対策から「今やることリスト」に落とす
- 年代ごとの収入・支出イベントを並べる →
学びの整理(本・講座・動画のノート)
読書メモやセミナーのノートを、ただの箇条書きで終わらせず、
「使える知識マップ」 に変えるユースケースです。
- 概念 × 具体例
- インプット × 実践アイデア
- 気づき × 自分へのアクション
などのレーンを作って、本の内容と自分の行動計画をつないでいきます。
- 扱うアイデア
- 本や講座で出てきた重要な概念・キーワード・気づき
- 自分の現場に当てはめた具体例
- 明日から試せるアクションアイデア
- 使う人
- 読書や学びを「実務で活かしたい」ビジネスパーソンや学生
- セミナーや研修を受けっぱなしにしたくない人
- キャンバスでの扱い方
- 「学びのポイント」を一通り出す →
自分の仕事・生活のシーンと線で結ぶ →
そこから「1週間以内に試すこと」をピックアップして別エリアにまとめる
- 「学びのポイント」を一通り出す →
個人仕事術・タスク・プロジェクト整理
こんな人におすすめ
- ToDoリストはたくさんあるのに、全体像や優先順位が分からない
- プロジェクトの構造やKPIを整理してから動きたい
- 週次・月次レビューを習慣化したい
やることの仕分け・優先順位付け
やることや気がかりを洗い出して整理します。
- 横レーン:重要度やタスク分類(重要度高/中/低)
- 縦レーン:優先度や対応タイミング(今日中/今週中/今月中/今期中)
- 各エリア:具体タスク/検討事項/決定事項
- 扱うアイデアの例
- 日々のToDo・予定と、その背景にある目的
- 気がかりや手つかずだがやるべきこと
- 目標と、それを支えるKPI・行動アイデア
- 使う人
- 個人で複数の仕事を抱えているビジネスパーソン
- フリーランス・個人事業主
- 自分の仕事術を改善したい人
- キャンバス上での扱い方のイメージ
- 1.プロジェクトや期間単位でキャンバスを分ける
- 2.フェーズ・観点ごとのレーンを作り、タスクや論点を分解して配置
- 3.リレーションで「このタスクが終わると、ここが開く」といった依存関係を可視化
- 4.「今週やること」「今月やらないこと」を決めるエリアを作り、行動に落とす
関連記事:
「考えが散らかって、やることが進まない」から抜け出すシンプルな方法 【3分整理法】|idea Lane
中長期プロジェクトの全体像整理
プロジェクトの「全体像」を作るフェーズで idea Lane が活きます。
- 横レーン:フェーズ(企画/設計/実行/検証)
- 縦レーン:観点(ToDo/リスク/ステークホルダー/成果物)
- 各エリア:具体タスク/検討事項/決定事項
ガントチャートに落とし込む前に、
「プロジェクトの論点を漏れなく整理するボード」 として使えます。
- 扱うアイデア
- フェーズごとのタスク候補
- 想定リスクとその対策案
- 関係者ごとの役割・期待値
- 必要な成果物と締切
- 使う人
- PM・PL・リーダー
- プロジェクトを任された個人
- キャンバスでの扱い方
- まず全タスク・論点をフェーズ×観点に並べる →
抜け・ダブりをチェックしながらツリー化 →
重要度・緊急度を見て「最初に固めるべき論点」を前に出す
- まず全タスク・論点をフェーズ×観点に並べる →
週次レビュー・月次レビュー
毎週・毎月の振り返りをテンプレ化しておくと、
習慣として続けやすくなります。
- うまくいったこと/うまくいかなかったこと/学び/次に変えること
- 仕事/プライベート をレーンで分けて整理
同じフォーマットを繰り返し使うことで、
自分のパターン(強み・つまずきやすいポイント)が見えやすくなる のが特徴です。
- 扱うアイデア
- 1週間・1ヶ月の出来事と、その評価
- 自分の行動パターン・感情の反応
- 次に試したい改善案
- 使う人
- 習慣的に振り返りをしたい人
- 目標に向けて少しずつ行動を変えたい人
- キャンバスでの扱い方
- 「事実」と「解釈」を分けて書き出す →
似たパターン同士をリレーションでつなぐ →
そこから「来週の1アクション」を決め、別エリアにまとめる
- 「事実」と「解釈」を分けて書き出す →
関連記事:
PDCAサイクルを回せとは?効果的な活用法とすぐに使える無料テンプレート
目標設定&KPI整理
目標管理ツールの前段階で、「目標同士の関係」 を整理するときに向いています。
- 上のレーン:長期目標
- 下のレーン:今期・今月の目標
- 縦方向:インプット(学習・行動)/アウトプット(成果)
「このKPIはどのゴールにつながるのか?」を線で結ぶことで、
散らかった目標を一つのストーリーにまとめることができます。
- 扱うアイデア
- 長期・中期・短期の目標
- 各目標に紐づくKPI・アクション
- KPI同士の因果関係(どれがボトルネックか)
- 使う人
- 個人OKRや目標管理をしている人
- フリーランスや小規模事業主
- キャンバスでの扱い方
- 長期目標からブレイクダウンしてKPIを並べる →
リレーションで「このKPIは、このゴールに効く」を見える化 →
今期フォーカスする指標だけを別エリアに集約する
- 長期目標からブレイクダウンしてKPIを並べる →
ビジネス企画・新規事業・プロダクト
こんな人におすすめ
- 新規事業・新機能のアイデアが多すぎて整理しきれない
- 既存事業の戦略をフレームワークで整理し直したい
- ロードマップを一枚で俯瞰して、優先順位を決めたい
新規事業アイデアの整理
思いついたアイデアを、ただ並べるだけではもったいない領域です。
- 顧客セグメント × 課題
- アイデア × 実現性/インパクト
- シナリオ別の仮説(楽観/標準/悲観)
アイデア同士をリレーションで結びながら、
「似ている案」「セットで実装すべき案」をグルーピングしていけます。
- 扱うアイデア
- 顧客セグメントごとの課題リスト
- 解決アイデア(プロダクト・サービス・機能)
- 収益モデル案・実現条件・リスク
- 使う人
- 新規事業開発チーム・経営企画
- 起業を考えている個人
- キャンバスでの扱い方
- 「顧客 × 課題」のマップを作る →
その上に解決アイデアを重ね、リレーションで対応づけ →
インパクト・実現性を比較するエリアで優先順位をつける
- 「顧客 × 課題」のマップを作る →
施策アイデアを「認知〜購入〜継続」といったファネルで整理したい場合は、
「様々な消費行動ファネル(マーケティングフレームワーク)の違い」の記事や、
デジタル時代の購買行動を整理する 「AISAS(アイサス)とは何か?」の記事も合わせて読むとイメージしやすくなります。
既存事業の戦略再整理
idea Lane のテンプレートを使って、SWOT/3C/AARRR/アンゾフ などのフレームワークを一枚に配置し、
「事実」「解釈」「打ち手候補」を分けて書き込んでいくことで、
戦略資料の元になる「論点マップ」を作れます。
- 扱うアイデア
- 現状データ・市場情報・競合情報(=事実)
- 解釈・インサイト・仮説
- 施策・戦略オプション
- 使う人
- 事業責任者・マーケター・コンサルタント
- キャンバスでの扱い方
- まず事実をフレームワークに沿って配置 →
そこから仮説・課題をツリー化 →
さらに打ち手候補を付け足し、優先度の高い施策だけを別レーンに集約
- まず事実をフレームワークに沿って配置 →
価格戦略・プラン設計
SaaSやサブスクの料金プランを考えるときの使い方です。
- 縦:ターゲットタイプ(ライトユーザー/プロ/企業 など)
- 横:プラン(Free/Standard/Pro など)
- 各エリア:ベネフィット/機能/価格
どのターゲットに対してどのレーンがスカスカなのか、
「抜け・ダブり」が視覚的に分かる のがポイントです。
- 扱うアイデア
- プランごとの機能・制限・価格案
- ターゲットペルソナごとの利用シーン・価値
- オプション課金・アップセルのパターン
- 使う人
- プロダクトマネージャー・マーケター・経営者
- キャンバスでの扱い方
- 「ターゲット × プラン」のマトリクスに機能・価値を配置 →
スカスカなエリアを発見 →
そこに対する追加機能案や価格調整案をアイデアとして出す
- 「ターゲット × プラン」のマトリクスに機能・価値を配置 →
プロダクトロードマップの構造化
- 縦レーン:四半期/スプリント
- 横レーン:機能カテゴリ(コア開発/改善/実験・検証)
- アイデア:機能案・改善案・技術的負債
ここから「今やる/後でやる/やらない」に移すことで、
ロードマップの土台を作ることができます。
- 扱うアイデア
- 機能開発・改善・リファクタリングの候補
- 技術的負債の返済案
- 検証したい実験テーマ
- 使う人
- PdM・Tech Lead・開発チーム
- キャンバスでの扱い方
- 全アイデアを四半期・カテゴリ別に並べる →
依存関係をリレーションで可視化 →
キャパシティを見ながら「今やる」「次以降」「見送る」に仕分ける
- 全アイデアを四半期・カテゴリ別に並べる →
実際、アイディア・レーンのロードマップは アイディア・レーン自身で作っています。
→ ユースケースロードマップを作ってみた – 開発日記(111)
マーケティング・顧客理解・セールス
こんな人におすすめ
- 顧客インサイトやカスタマージャーニーを構造的に整理したい
- セールス提案のストーリーを一貫性のある形で組み立てたい
- MAツール(例:Salesforce Marketing Cloud)と施策をマッピングしたい
顧客インサイト整理
- 縦:顧客タイプ(ペルソナ)
- 横:シチュエーション・利用シーン
- エリア内:発言/感情/課題/理想の状態
似たインサイトをリレーションで結ぶことで、
「違う言葉で語られているが本質は同じ」 というパターンを見つけやすくなります。
- 扱うアイデア
- 顧客インタビューや営業現場の生の声
- 感情・不満・期待
- 顧客が本当に欲しい状態(ジョブ)
- 使う人
- マーケター・UXリサーチャー・営業
- キャンバスでの扱い方
- ペルソナ×シーンに発言・感情を貼る →
似た本質を持つもの同士をリレーションで結ぶ →
共通パターンごとに「インサイト名」をつけて整理
- ペルソナ×シーンに発言・感情を貼る →
カスタマージャーニー設計
- 横:認知 → 興味 → 比較検討 → 導入 → 継続利用
- 縦:チャネル(Web/SNS/広告/営業/イベント/既存顧客紹介 など)
- エリア内:施策案/コンテンツ案/KPI
従来のジャーニーマップよりも、
施策アイデアや課題メモをそのまま貼り付けて育てていけるのが強みです。
- 扱うアイデア
- 各フェーズごとの顧客行動・感情
- 施策・コンテンツ案
- モニタリングするKPI
- 使う人
- マーケティング・セールス・CSチーム
- キャンバスでの扱い方
- 現状のジャーニーを事実ベースで置く →
課題フェーズと理想状態を追記 →
そこに対する施策案をアイデアとして並べ、優先順位をつける
- 現状のジャーニーを事実ベースで置く →
カスタマージャーニーマップの解説とその活用についてはこちらで詳しく説明しています。
→ カスタマージャーニーマップ徹底ガイド
マーケ・営業リソースの配分/優先順位付け
マーケティングや営業の現場では、
- いくつものプロダクト・サービス
- さまざまな業種・規模の顧客セグメント
- 複数の大型案件・パートナー案件
を同時に抱えることが少なくありません。
限られたリソースですべてに均等に力を入れるのは現実的ではないため、
- 「どのプロダクト・案件に、どれだけマーケ/営業リソースを割くか」
- 「どのセグメントを“守り”、どのセグメントを“攻める”のか」
をポートフォリオとして整理するのに
PPM分析(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント) のキャンバスが役立ちます。
- 扱うアイデア
- プロダクト/サービス別の売上・粗利・成長率
- 顧客セグメント別の案件数・パイプライン金額
- 戦略的重要度(ブランド上の位置づけ/クロスセルの起点 など)
- 使う人
- マーケティング責任者・営業責任者
- 事業部長・チャネルマネージャー
- キャンバスでの扱い方
- 縦レーン:市場・案件の成長ポテンシャル(高/中/低)
- 横レーン:自社のポジション(強い/そこそこ/弱い)
- 各エリアにプロダクト/セグメント/主要案件を配置し、ツリーで「具体的施策」「投資方針」「リスク」を紐づける
- 「重点投資」「維持」「縮小・撤退」といったカテゴリごとにレーンを分け、マーケ・営業チームで合意形成する
セールス提案の組み立て
提案資料を作る前に、
- 顧客の現状・課題
- 提案ストーリー
- 導入後の変化・成果
- 具体的な施策
をレーンで整理しておくと、
「ストーリーに一貫性のある提案書」 を作りやすくなります。
- 扱うアイデア
- 顧客の現状データ・課題・制約条件
- 提案するコンセプト・ソリューション
- Before/Afterの変化・成果イメージ
- 実施施策・ロードマップ
- 使う人
- 法人営業・プリセールス・コンサル
- キャンバスでの扱い方
- 現状→課題→理想→解決策→実行計画の流れをツリーで構成 →
スライド1枚=アイデア1つのイメージで並べ替え →
最後にスライド化する
- 現状→課題→理想→解決策→実行計画の流れをツリーで構成 →
製品提案のホワイトスペース探し
製品提案での使い方です。まだ顧客が活用しきれていない機能や提案余地を探ります。
- 縦:顧客課題/ビジネスKPI
- 横:マーケ施策/製品機能
- アイデア:シナリオ・キャンペーン案・利用機能
ホワイトスペース(まだ提案できていない余白)が視覚化されるため、
「案件の拡げ方」を検討する企画ボードとして活用できます。
- 扱うアイデア
- 顧客の課題・KPI・既存施策
- 提案予定のシナリオ・キャンペーン
- 対応する製品機能・設定パターン
- 使う人
- 導入パートナー・コンサル・代理店営業
- キャンバスでの扱い方
- 課題・KPIを左側レーンに整理 →
それに紐づく施策・機能を右側レーンにマッピング →
まだ何も置かれていないエリアを「拡張余地」として掘る
- 課題・KPIを左側レーンに整理 →
チーム・組織での会議・ワークショップ
こんな人におすすめ
- キックオフや会議で認識のズレを減らしたい
- 課題整理ワークショップやレトロスペクティブを構造的に進めたい
- ワークショップのフレームをテンプレート化して使い回したい
プロジェクトキックオフの共有ボード
- 目的/ゴール/役割/進め方/リスク
- 質問・懸念・前提条件
これらを一枚に整理しながらキックオフすると、
「認識のズレ」をその場で潰せる ため、後々の手戻りが減ります。
- 扱うアイデア
- プロジェクトの目的・成功条件
- 各メンバーの役割・期待値
- 想定されるリスク・懸念
- 使う人
- PM・リーダー・参加メンバー全員
- キャンバスでの扱い方
- 目的・ゴールを上段に固定 →
役割・リスク・懸念をレーン別に列挙 →
リレーションで「このリスクは、この前提が崩れたときに起きる」と可視化
- 目的・ゴールを上段に固定 →
課題整理ワークショップ
感情論と事実が混ざりやすい会議で、
- 事実
- 解釈
- 仮説
- 打ち手候補
- 決定事項
をレーンで分けて整理していきます。
議論のログをそのままキャンバスに残せるのもメリットです。
- 扱うアイデア
- 起きている出来事の具体例
- それに対する解釈・感情
- 原因仮説・打ち手案
- 使う人
- チームリーダー・ファシリテーター・現場メンバー
- キャンバスでの扱い方
- まず「事実」だけを集める →
「解釈」「仮説」「打ち手」に分けて貼り直す →
最後に「決定事項」を別レーンにまとめる
- まず「事実」だけを集める →
レトロスペクティブ(ふりかえり会)
- 「Keep/Problem/Try」
- 「よかったこと/困ったこと/次に活かすこと」
などのフレームワークを使い、似た課題をリレーションで結ぶことで、
構造的な問題(仕組みの問題)が見つかりやすくなります。
- 扱うアイデア
- 良かったこと・悪かったことの具体例
- 背景にある仕組み・プロセス上の問題
- 次に試す改善策
- 使う人
- 開発チーム・営業チーム・CSチームなど、継続的に改善したい組織
- キャンバスでの扱い方
- Keep / Problem / Try 各レーンに付箋のように書き出す →
共通する原因をリレーションでまとめる →
改善施策を「すぐやる」「実験する」「検討に回す」に仕分け
- Keep / Problem / Try 各レーンに付箋のように書き出す →
部署横断の論点整理
- 横:テーマ(売上/コスト/品質/顧客満足度 など)
- 縦:部門(営業/マーケ/CS/開発 など)
各部門の視点・課題をエリアに書き出し、
共通課題や優先順位を見える化します。
- 扱うアイデア
- 部門ごとの課題・ボトルネック
- 既存の施策・取り組み
- 部門をまたぐ共通課題・連携ポイント
- 使う人
- 経営チーム・事業部長・部門横断プロジェクトメンバー
- キャンバスでの扱い方
- 部門×テーマのマトリクスに課題・施策を書き出す →
共通課題をリレーションで束ねる →
最優先テーマを決め、対策アイデアを追加していく
- 部門×テーマのマトリクスに課題・施策を書き出す →
ワークショップ教材や 面談 におけるフレームワーク活用
ジョハリの窓、人生戦略マップ、SWOT、4象限系テンプレなど、
idea Lane にはワークショップや 1 on 1 面談などに使えるテンプレートが多数あります。
- 参加者が自分で手を動かせる
- 終わったキャンバスがそのまま「持ち帰り資料」になる
といった研修設計やフィードバックの場面に向いています。
- 扱うアイデア
- 参加者それぞれの自己理解・気づき・行動宣言
- チーム・参加者の課題や価値観
- 使う人
- 研修講師・社内トレーナー・コーチ・上司
- キャンバスでの扱い方
- テンプレートを配布 →
参加者が各自記入 →
共有フェーズでリレーションや色分けを使って、全体の傾向を見える化
- テンプレートを配布 →
関連ページ:
ジョハリの窓テンプレートで自己理解ワークをする
コンサルタント・コーチ・ファシリテーター向け
こんな人におすすめ
- コーチングやコンサルティングで、クライアントの思考を可視化したい
- 提案書の前段階として、論点やストーリーをキャンバス上で組み立てたい
- ロジックツリーや論点ツリーを柔軟に拡張したい
コーチングの思考整理ボード
クライアントの話を聞きながら、
- テーマ × 時間軸
- 事実 × 解釈
- 課題 × 望む状態
でキャンバスに整理していきます。
セッションごとにキャンバスを残していくことで、
「変化のトレース」と「気づきの蓄積」が見える ようになります。
- 扱うアイデア
- クライアントの現在の状況・出来事
- 感情・意味づけ・価値観
- 望む状態・行動案・宿題
- 使う人
- コーチ・コンサルタント
- キャンバスでの扱い方
- 話を聞きながら事実・解釈・望む状態を分けて配置 →
リレーションで「この出来事」と「この価値観」を結びつける →
最後に「次回までのアクション」を明確にして残す
- 話を聞きながら事実・解釈・望む状態を分けて配置 →
コンサルの論点ツリー(ロジックツリー)
- 現状 → 課題 → 原因 → 打ち手
- ファネル分解や売上分解のツリー
などを idea Lane 上で作成し、必要に応じてレーン構造(視点・レイヤー)を足していきます。
スライド作成前の「思考作業」に集中できるのが利点です。
- 扱うアイデア
- 売上・コスト・KPIの分解要素
- 課題の原因候補
- 打ち手・施策のオプション
- 使う人
- コンサルタント・事業企画・データアナリスト
- キャンバスでの扱い方
- ロジックツリーの骨格を作る →
各枝にデータ・示唆・仮説をぶら下げる →
リレーションで複数ツリーをまたぐ共通要因を可視化する
- ロジックツリーの骨格を作る →
プレゼンや提案書の下書き/ストーリーライン設計
プレゼンを作る時、いきなりパワポやスライドから始めてはダメいうのはプロの世界でよく言われます。
つまり全体ストーリーや構成、「何をそのスライドで問い・答えるのか」をまず固めなさいということです。
アイディアレーンでは、メッセージやスライドをツリー・レーンで並べ替えながら
- 導入(Why)
- 問題整理
- 解決策
- 実行プラン
- 期待効果
といったストーリーの流れを固めるための構成検討ボードとして使えます。
- 扱うアイデア
- スライドのメッセージ候補
- 図解案・証拠データ・事例
- ストーリーの流れ(どこで何を話すか)
- 使う人
- コンサル・プリセールス・企画職
- キャンバスでの扱い方
- スライド案を一気に出す →
ロジックの流れ(Why → What → How → Result)で並べ替え →
弱い部分に補強アイデアを足す
- スライド案を一気に出す →
教育・学習・研究
こんな人におすすめ
- 授業・研修の構成を毎回ゼロから考えるのが大変
- 論文やレポートの構成で毎回迷子になりがち
- ゼミ・勉強会の議論をその場限りにせず、知識として残したい
授業・講義の構成設計
- 導入 → 理論 → 事例 → 演習 → まとめ
- 学生の理解度別の補足・追加説明
といった授業構成を一枚にまとめ、各パートのメッセージや問いかけを整理します。
各パートのメッセージや問いかけを整理します。
- 扱うアイデア
- 各パートの狙い・メッセージ
- 使う教材・ワーク・問いかけ
- 想定されるつまずきポイントとフォロー案
- 使う人
- 教師・講師・社内トレーナー
- キャンバスでの扱い方
- 授業の流れを時間順レーンに並べる →
各パートにメッセージ・問い・教材を配置 →
重要な問いには色やリレーションで強調
- 授業の流れを時間順レーンに並べる →
論文・レポートの構造案
- 背景
- 問題
- 仮説
- 方法
- 結果
- 考察
をレーンに分け、エリアごとに「書くべき要素・引用・図表案」をアイデアとして配置します。
書き始める前に構造が固まるので、書き出してから迷走しづらくなるのがメリットです。
- 扱うアイデア
- 各セクションの主張・論点
- 使うデータ・引用文献・図表案
- セクション間の論理的なつながり
- 使う人
- 学生・大学院生・研究者
- キャンバスでの扱い方
- まず各セクションの「言いたいこと」を1行で書く →
裏付けとなるデータ・文献をぶら下げる →
リレーションで論理の流れを確認し、不自然な飛びを発見する
- まず各セクションの「言いたいこと」を1行で書く →
ゼミ・勉強会のディスカッション整理
ディスカッション中に出た意見を、
- 賛成/反対/条件付き
- 事実/意見/疑問
などに分けて配置することで、議論後の「ふりかえり」やレポート作成にそのまま使えます。
- 扱うアイデア
- 参加者の主張・反論・質問
- 合意点・論点が残った点
- 宿題・今後の検証テーマ
- 使う人
- ゼミ・勉強会の参加者・司会
- キャンバスでの扱い方
- 発言をリアルタイムで分類しながら貼る →
終盤に、リレーションで「論点のまとまり」を作る →
結論・今後の宿題を別エリアに整理
- 発言をリアルタイムで分類しながら貼る →
創作・趣味・エンタメ
仕事や学習だけでなく、趣味やエンタメの場面でも idea Lane は役立ちます。
小説や漫画など創作系では、構成やストーリー/人物関係を考える場合も相性が良いです。
こんな人におすすめ
- スマホゲームやカードゲームのキャラ・デッキ情報が頭の中でごちゃついている
- 旅行やテーマパークなどのお出かけを分かりやすく計画したい
- 推し活・イベントの予定や記録を、もっと楽しく整理したい
- 小説・マンガ・TRPGなど、自分の作品世界を見える形でまとめたい
- フィギュア・本・音源など、コレクションの抜けやダブりを一目で把握したい
スマホゲームのキャラ・装備管理と編成研究
スマホゲームの「持っているキャラ/持っていないキャラ」「SSR/SR」などを整理するボードとして使う例です。
- 縦レーン:所属・勢力(例:博麗神社/紅魔館/地霊殿…)
- 横レーン:
- 「持っている/持っていない」
- あるいは「SSR/SR/R」「主力/育成中/倉庫」など
- アイデア:キャラ名・レベル・凸状況・役割(アタッカー/サポート など)
リレーション機能を使うと、
- 相性の良い組み合わせ(この3人で高火力、など)
- ボスごとのおすすめパーティ
- 「このキャラを育てると開く編成パターン」
を線でつなげます。
これにより「次に誰を育てると一番効くか」が見える編成研究ボードになります。
同じ考え方で、
- カードゲームのデッキ構築(役割 × 採用/候補/不採用)
- アクションゲームの装備セット管理(クエスト × 装備セット/スキル)
などにも応用できます。
- 扱うアイデア
- キャラ・装備・スキル・凸状況
- 編成パターン・攻略パターン
- 育成候補と優先度
- 使う人
- スマホゲーム・カードゲームをやり込みたいプレイヤー
- キャンバスでの扱い方
- 所持状況・ランク別にキャラを整理 →
ボス・コンテンツ別に「有効な編成」をリレーションで紐づけ →
育成優先度の高いキャラを別エリアにまとめる
- 所持状況・ランク別にキャラを整理 →
旅行・テーマパークなど、おでかけの計画
家族旅行やテーマパーク、先日行われた大阪万博のように
「行きたい場所ややりたいことの候補が多く、時間・予約条件なども絡む計画」を整理するユースケースです。
- 国内・海外旅行の 宿泊プラン/食事候補/観光スポット を整理
- ディズニーランドで 乗りたいアトラクション・観たいショー の優先順位を決める
- 万博などのイベントで 見たいもの・体験したいものと申込条件(抽選・事前予約・当日並び) を整理
キャンバスの例
- 縦レーン:日程/時間帯/エリア(例:タモン地区/TDRの各エリア/万博のゾーン)
- 横レーン:カテゴリ(宿泊/食事/観光/アトラクション/パビリオン/移動)や優先度(絶対行く/行けたら/予備)
- エリア内:施設名・所要時間・費用・予約要否・受付開始日・メモ(「子ども向き」「雨でもOK」など)
扱うアイデア
- 旅行・お出かけの候補リスト
- 宿泊先(ホテル・部屋タイプ・連泊パターン)
- レストランやカフェ(朝昼晩の候補・混雑しにくい時間帯)
- 観光スポット・アクティビティ(ビーチ・ツアー・ショッピングモール など)
- テーマパークのアトラクション・ショー・パレード
- 万博のパビリオン・イベント・体験ゾーン
- 制約条件・ルール
- 予約開始日・締切・抽選/先着/当日並び
- 移動時間・移動手段(モノレール・バス・徒歩など)
- 予算の目安・1日あたりの上限
- 家族・同行メンバーごとの希望
- 「子どもが絶対行きたい場所」
- 「大人が行きたいけど、子どもには退屈かも」
- 体力面の考慮(朝イチ・夜イベントは誰が参加できるか など)
使う人
- 家族旅行やカップル旅行を 自分でしっかり組み立てたい人
- テーマパーク・万博など 情報量が多いイベントを効率よく回りたい人
- 「せっかく行くなら、
- 行きたい場所をなるべく取りこぼさず
- でも詰め込みすぎずに楽しみたい」
というタイプの計画担当(家族内のプランナー役)
キャンバスでの進め方例
- 候補を全部出す
- SNS・ブログ・公式サイト・口コミなどから
「良さそう」と思ったスポットやパビリオンを、まずは1カ所1アイデアで全部書き出す。 - グアム旅行なら「ホテル候補」「ビーチ・アクティビティ」「ショッピング」「レストラン」などを一気に並べる。
- SNS・ブログ・公式サイト・口コミなどから
- カテゴリ × 日程/エリアでマッピングする
- 「日程(1日目~最終日) × カテゴリ(観光/食事/移動/休憩)」
- あるいは「エリア(パークエリア・万博パビリオンのゾーン) × 優先度」
にレーンを切り、現実的に回れそうな組み合わせをエリア単位で組み立てる。
- 家族・メンバーの希望を重ねる
- 別レーンを「父/母/子ども」などの 人軸 にして、
「誰がどこに行きたいか」をアイデアや色で区別する。 - 「全員が行きたい場所」「一部メンバーだけで行く場所」が一目で分かる。
- 別レーンを「父/母/子ども」などの 人軸 にして、
- 予約・締切・時間制約を右側にまとめる
- 右端に「予約・申込レーン」を作り、
「7日前抽選」「3日前申込」「当日予約」「当日並び」など、
申込方法ごとのエリアを用意して、対象のスポット・パビリオンを移動させていく。 - これで「いつ何を押さえればいいか」が一覧化される。
- 右端に「予約・申込レーン」を作り、
- 印刷 or スマホで当日も見る
- 最終版のキャンバスをPDF出力してA4 1枚に印刷し、
当日の チェックリスト兼タイムテーブル として使う。 - 当日は、予定変更があったらスマホから直接キャンバスを修正し、
「代替案」「雨の日プラン」エリアに切り替えることで柔軟に動ける。
- 最終版のキャンバスをPDF出力してA4 1枚に印刷し、
関連リンク(実際に活用した例です):
「楽しく遊ぼう!ディズニーのアトラクション選び」
「大阪万博のパビリオン選びにもアイディア・レーン」
イベント・推し活遠征などのイベント参加プランニングとログ
ライブや配信イベント、リリースイベントなどを整理するユースケースです。
- 縦レーン:イベント種別(ライブ/オンライン配信/リリイベ/物販 など)
- 横レーン:時系列(過去/今期/来期・今後行きたい)
- エリア内:日付・会場・チケット種別・一緒に行く人・かかった費用・感想メモ
たとえば、
- 「遠征の回数・コストの可視化」
- 「誰とどのイベントに行ったか」
- 「どの会場・席種が体験として良かったか」
をまとめておくことで、次の遠征計画やチケット戦略を立てやすくなります。
リレーションで、
- 同じ友人と参加したイベント同士
- 特に満足度の高かった回と、その理由メモ
を線でつなげておくと、「自分にとって最高の体験パターン」が見えやすくなります。
を線でつなげておくと、「自分にとって最高の体験パターン」が見えやすくなります。
- 扱うアイデア
- 参加したイベント・これから行きたいイベント
- 一緒に行った人・座席・コスト・満足度
- チケット戦略・遠征ルート
- 使う人
- 推し活・ライブ遠征が趣味の人
- キャンバスでの扱い方
- 過去・現在・未来のイベントを時系列で並べる →
特に良かった体験に印をつける →
そこから「次に狙うべきパターン」を抽出する
- 過去・現在・未来のイベントを時系列で並べる →
創作・物語・世界観づくり(キャラクター相関図)
小説・マンガ・TRPG・動画作品など、オリジナルの世界観を作るときにも idea Lane は相性が良いです。
- 縦レーン:勢力・組織・学校・地域 など
(例:博麗神社/紅魔館/地底/外の世界…) - 横レーン:時間軸(過去/現在/物語開始時/第◯章…)やテーマ(表の顔/裏の顔/秘密)
- アイデア:キャラクター、重要な出来事、アイテム、設定メモ
リレーションで、
- 家族・師弟・ライバル・恋愛・主従などの関係線
- 「この事件が原因で、後のこの対立が生まれる」といった因果関係
をつないでいくと、一種の「キャラクター相関図+時系列マップ」が作れます。
設定が増えてきても、
- どの勢力に誰が属しているか
- 誰がどこで関わってくるのか
- 伏線と回収ポイントがどこに散らばっているか
を一枚で俯瞰できるので、長編作品・シリーズ物の管理に向いています。
- 扱うアイデア
- キャラクター・勢力・事件・アイテムの設定
- 関係性・伏線・因果関係
- 使う人
- 小説家・マンガ家・TRPG GM・動画クリエイター
- キャンバスでの扱い方
- 勢力×時間軸のマップを作り、キャラ・イベントを配置 →
リレーションで関係性・伏線を紐づけ →
「まだ描かれていない空白」を新エピソードのネタとして拾う
- 勢力×時間軸のマップを作り、キャラ・イベントを配置 →
原稿構成や歌詞のバージョン比較とブラッシュアップ
生成AI(例:ChatGPT)でいくつかテキスト案を歌詞を作り、それを idea Lane 上で並べて比較する使い方です。
- A案/B案/C案 などの「バージョン違い」
- Aメロ/Bメロ/サビ/ブリッジ などの「曲構成」
をレーンとして分けて並べて見ることで、
- 「この段落はA案が一番いい」
- 「サビの方向性はB案、でも2行目はC案がしっくりくる」
といった“いいとこ取り”を、構造的に検討できます。
- 扱うアイデア
- 生成AIから出てきたキャッチコピー案・構成案・歌詞案
- 各バージョンの良いところ/違和感があるところ
- 修正版の候補フレーズ(「ここだけ差し替える」パターン)
- 使う人
- ブログ・note・シナリオなど、テキストを何パターンも書き直すクリエイター
- 作詞・作曲をしている人、同人音楽・ボカロP
- キャンバスでの扱い方
- 横レーン:構成(曲ならイントロ/Aメロ/Bメロ/サビ…)
- 縦レーン:バージョン(案1/案2/案3…)
- 各エリアに「そのパートの案」を貼り、良いフレーズ同士をリレーションで結ぶ
- 「キーワード」「インパクト」「韻の気持ちよさ」など、評価観点ごとに色やツリーでコメントを付ける
こうして「どのパートをどの案から採用するか」を一枚で見渡せるので、
最終歌詞の組み立てや、次にAIに出してもらう追加案の指示がやりやすくなります。
コレクション管理・趣味プロジェクトの整理
フィギュア・本・マンガ・CD・ブルーレイなど、コレクションを整理するボードとして使う方法です。
- 縦レーン:シリーズ/作者/ジャンル など
- 横レーン:所持/未所持/予約済み/手放した など
- アイデア:作品名・巻数・版・購入日・メモ(特典情報など)
「このシリーズはあとどれが足りないか」「積読がどこまで溜まっているか」などが一目で分かります。
また、趣味の制作プロジェクト(同人誌作り・動画制作・配信企画など)も、
- 縦:企画アイデア/制作中/完成/公開済み
- 横:作品シリーズ・イベント単位
のように整理しておくと、「どの企画をいつ出すか」「どこにネタの在庫があるか」を管理しやすくなります。
- 扱うアイデア
- コレクションの在庫・欲しいもの・手放したもの
- 制作中の企画・ネタ候補・公開予定
- 使う人
- コレクター・同人作家・動画投稿者
- キャンバスでの扱い方
- 所持状況を可視化 →
積読・積みプラなどを一目で把握 →
そこから「次に読む・作る・公開するもの」を決める
- 所持状況を可視化 →
自己理解・感情整理(セルフリフレクション)
※ 医療・診断ではなく、セルフケア・自己理解の範囲での活用です。
こんな人におすすめ
- 感情の波やモヤモヤのパターンを客観的に把握したい
- 自分の価値観や大事にしたいことを言語化したい
- 新しい習慣や、やめたい習慣を構造的に整理したい
感情ログの構造化
- 出来事 × 感情
- 人 × シチュエーション
といったレーンで、モヤモヤやイライラのパターンを記録していきます。
「どんな状況で、どんな感情になりやすいか」が視覚的に分かるため、
対策や環境調整のヒントが得やすくなります。
- 扱うアイデア
- 日々の出来事・そのときの感情
- 体調・環境・人間関係などの要因
- 使う人
- 自分の感情パターンを知りたい人
- キャンバスでの扱い方
- 出来事ごとに感情を記録 →
パターンごとにグルーピング →
対策のアイデアを付け足す
- 出来事ごとに感情を記録 →
価値観の整理
- 大事にしたい価値観
- 今どれくらい満たされているか
- 仕事/プライベートでのギャップ
などをキャンバスで整理することで、キャリアやライフスタイルの方向性を考える土台になります。
- 扱うアイデア
- 自分が大事にしたい価値(自由・安定・成長・貢献 など)
- 現状の満たされ度合い
- ギャップを埋めるための行動案
- 使う人
- 転機にいる人・人生の方向性を考えたい人
- キャンバスでの扱い方
- 価値観を棚卸し →
仕事・プライベート別に満たされ度を評価 →
高めたい価値観ごとに「できること」を出していく
- 価値観を棚卸し →
習慣づくり・やめたいことの整理
- 続けたい習慣
- やめたい習慣
- その行動を邪魔する要因
- 代替行動・工夫案
をレーンごとに整理し、どの習慣からテコ入れすると効果的かを見える化します。
- 扱うアイデア
- 取り入れたい習慣・やめたい行動
- トリガー・障壁・代替行動
- 使う人
- 生活習慣や仕事のやり方を変えたい人
- キャンバスでの扱い方
- 習慣ごとに「現状」「邪魔している要因」「工夫案」を整理 →
効果の大きそうな習慣から優先的に取り組む
- 習慣ごとに「現状」「邪魔している要因」「工夫案」を整理 →
「idea Lane らしさ」が光るユースケース
他ツールと比べたとき、特に idea Lane が強いのは次のような場面です。
- 複数の観点で考えたいとき
例:優先度 × 緊急度、顧客セグメント × ジャーニー、部門 × テーマ、フェーズ × 観点 など
- 順番や関係が大事なとき
「ツリー構造」や「離れたもののつながり」を扱いやすい
- 一枚のキャンバスで「発散」と「整理」を往復したいとき
まず散らかして書き出し、そのあとまとめ・グルーピング・優先順位付けまで行う場面
こういった条件がヒットする場面では、従来のメモアプリやスプレッドシートよりも
idea Lane のメリットがはっきり出ます。
まずは自分のシーンで試してみる
ここまで紹介したユースケースのうち、
あなたの状況に近いものを 1つだけ選んで試す のがおすすめです。
- キャリアのモヤモヤを整理する
- 今進めているプロジェクトの全体像を描く
- 顧客インサイトをジャーニーと紐づけて整理する
- 次のワークショップのフレームを設計する
など、思い当たるテーマを一つ決めて idea Lane 上でキャンバスを作ってみてください。
考えを「きれいに整理する」ためではなく、
「考えを前に進める」ための一枚を作る。
それが idea Lane のユースケースの共通点です。


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