ロジカルシンキングを支援するエディタ「idea Lane」(アイディア・レーン)のバージョンアップを行いました。
今回は大きな更新です。キャンバスに表を置けるようになり、エリアは移動・複製・自由配置ができるようになりました。
キャンバスを画像として保存する機能も加わっています。
更新概要
- 新規機能:表の追加(CSVファイルの読み込みにも対応)、キャンバスを画像として保存
- 機能改善:エリアの移動・自由配置・複製、エリアへのリレーション、Markdownの取り込み、拡大・縮小、選択中の枠の見え方
- その他の改善:キャンバス一覧の表示速度、Undo/Redo、同時編集まわりの改善と不具合修正
新規機能
✅ キャンバスに表を置けるようになりました
ツールバーの「表」ボタン、またはCSVファイルのドラッグ&ドロップで、キャンバスに表が追加されます。

表は、アイディアや画像と同じようにキャンバスの中で扱えます。
- エリアに入れる:レーンのエリアに表を入れれば、観点ごとに表どうしを並べて見比べられます。
入れるときは、表を選んだときに左上に出る「自由配置モード」の表示をクリックして「エリア内配置可能」に切り替えてから、エリアへドラッグします - 階層の中に置く:エリアの中では、表もアイディアの1行です。アイディアの子にしたり、表の下に子のアイディアを続けたりできます
- 線でつなぐ:表とアイディア・エリアをリレーションでつなげば、どの数字から考えた打ち手かが残ります。表を選ぶと右端に出る「○」から引けます
画像や表を組み合わせて案を比べ、1つに決める例は、ヘルプの複数の案を比べて、1つに決めるで紹介しています。

CSVファイルをドロップしたときは「表として取り込む」が開き、中身を確かめてから表にできます。1行目と1列目を見出しにするかも選べます。

表の仕様と上限
- 読み込めるファイル:CSV・TSV(1回に1ファイル、5MBまで)。文字コードはUTF-8。ブラウザでは、Shift_JISで保存したファイルも読み込めます
- 1つの表:行・列はそれぞれ1,000まで、セルは10,000まで
- 1つのキャンバスの表の文字数:フリープラン20,000文字/プレミアムプラン500,000文字
✅ キャンバスを画像として保存できるようになりました
キャンバス名の右の「⋮」から「画像として保存」を選ぶと、キャンバス全体をPNG画像で保存できます。共有や記録に使えます。
表示中の倍率やスクロール位置にかかわらず、キャンバス全体が1枚に収まります。キャンバスが大きすぎて1枚の画像にできないときは、「印刷」からページに分けて出力できます。

フリープランでは、画像の右下にidea Lane のロゴとURLが入ります。プレミアムプランでは「idea Lane のロゴとURLを入れる」のチェックを外して保存できます。ロゴとURLは画像に重ねて入るほか、「下に余白を足して入れる」を選ぶと、画像の下に足した余白に入ります。
あわせて、PDF・印刷の透かしもこの形に変えました。ページ全体に入っていた斜めの透かしをやめ、各ページの右下にロゴとURLが小さく入るようにしています。プレミアムプランでは、PDF・印刷でも外せます。
機能改善
✅ エリアを動かす・自由配置にする・複製する
エリアを選ぶと、左上にハンドルが出るようになりました。このハンドルで、エリアを動かしたり複製したりできます。

ハンドルをドラッグすると、エリアを中身ごと別のマスへ動かせます。ドラッグしている間は、元の位置が薄く残り、移動先のマスが枠で示されます。中身のあるマスに落としたときは、「上書き」か「入れ替え」を選べます。

ドラッグの途中で、画面右上に出る「ここにエリアを通すと自由配置に切り替え」の上を通してから離すと、エリアをレーンから外して、キャンバスの好きな位置に置けます(自由配置)。

ハンドルをクリックするとメニューが開きます。「複製」を選ぶと、エリアを中身ごとコピーできます。複製したエリアは、元のエリアの近くに自由配置で置かれます。

何も選んでいないときの編集ツールバーにある「エリア」からは、自由配置のエリアを新しく置けます。レーンの枠に収まらないまとまりを、好きな位置に置けます。
✅ エリアにもリレーションを引けるようになりました
エリアどうしや、エリアとアイディア・表を線でつなげられるようになりました。エリアを選ぶと右端に出る「○」からドラッグするか、ハンドルのメニューの「リレーションを指定」から引けます。
「この打ち手は、どの声から出てきたか」のように、アイディア1つずつではなく、まとまり同士の関係を1本の線で示せます。
✅ Markdownの取り込みを強化しました
- .mdファイルのドロップに対応:Markdownファイルをエリアの上(空いているマスでも可)にドロップすると、貼り付けたときと同じ「Markdown を貼り付け」が開きます
- 表も表のまま取り込める:Markdownの中の表は、エリアの中に表として入ります
- 読み取りの精度を改善:英単語の途中の「_」(snake_case など)を斜体や太字と誤って読み取る問題などを直しました
取り込んだMarkdown(参考)
# 試食会のふりかえり
## よかった点
- 甘さがちょうどいいという声が多かった
- 切り分けやすく、家族で分けやすい
## 気になった点
- 1切れの量がやや多い
## 感想の集計
| 項目 | よい | ふつう | 気になる |
|---|---|---|---|
| 甘さ | 4 | 1 | 0 |
| 量 | 2 | 1 | 2 |
| 見た目 | 5 | 0 | 0 |

AIにまとめてもらった内容や、ほかのツールで書いたメモを、見出しの階層と表を保ったままキャンバスに移せます。
✅ 拡大・縮小しても、見ている場所がずれなくなりました
画面上部の「-」「+」で倍率を変えると、これまでは表示がキャンバスの左上に戻っていました。今回から画面の中央を基準に拡大・縮小するので、見ていた場所が画面の中央に残ります。
✅ 選択中・ドラッグ中の表示を見やすくしました
- 選んでいるアイディア・エリア・レーン見出し・表の枠の色を、少し濃くしました。背景の上でも見分けやすくなります
- 拡大・縮小しても、枠の太さがほぼ一定になりました。縮小したときに細くなりすぎず、拡大したときに太くなりすぎません
- アイディアをドラッグしている間も、エリアと同じように元の位置を薄く表示するようにしました
その他の改善
- キャンバス一覧の表示速度を改善しました
- 空いているマスの「+」をクリックしてエリアを作ったあとの、Undo(元に戻す)を速くしました
- 特定の条件でUndo/Redoをしたときに起きていた、いくつかの問題を直しました
- 同時編集(リアルタイムコラボレーション)で、編集がぶつかったときの処理を改善・強化しました。あわせて、相手のフォーカス枠がずれて表示されることがある問題や、特定の条件でアイディアを削除するとエラーが出る問題などを直しました
今後の進化に向けて
idea Laneは、考えを整理し、関係性を見える形にするためのツールとして改善を続けています。表とエリアの強化で、数字や比較とアイディアを同じキャンバスに並べて考えやすくなりました。
今後も、みなさまからのフィードバックをもとに進化を続けてまいります。ご要望・バグ報告などがありましたら、お気軽にお寄せください。
今回の更新は、すべて実際のキャンバスで試せます。
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